もしドラ

piy2010-10-08

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

を自分が読んで共感を受けたところ。

もともと「マネージャー」という言葉の意味さえ知らなかったのだ。
そんな自分に、本の良し悪しなどわからない。
こういう時は、あれこれ考えず、まず買って読んでみるに限る。

これに対し真のマーケティングは顧客からスタートする。
すなわち現実、欲求、価値からスタートする。
「我々は何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。

仕事を生産的なものにするには、4つのものが必要である。
・分析である。仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。
・総合である。作業を集めプロセスとして編成しなければならない。
・管理である。仕事のプロセスの中に、方向付け、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない。
・道具である。

これに対しイノベーションの戦略は、既存のものはすべて陳腐化すると仮定する。
したがって既存事業の戦略の指標が、よりよくより多くのものであるとすれば、イノベーションの戦略の指針は、より新しくより違ったものでなければならない。
イノベーションの戦略の一歩は、古いもの死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることである。
イノベーションを行う組織は、昨日を守るために時間と資源を使わない。昨日を捨ててこそ、資源、特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる。

あらゆる組織が事なかれ主義の誘惑にさらされる。
だが組織の健全さとは、高度の基準の要求である。自己目標管理が必要とされるのも、高度の基準が必要だからである。
成果とは何かを理解しなければならない。成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。
成果とは長期のものである。すなわち、間違いや失敗をしないものを信用してはならないということである。
それは見せ掛けか、無難なこと、下らないことにしか手を付けない者である。
成果とは打率である。弱みがないということを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、指揮を損なう。
人は優れているほど多くの間違いを犯す。
優れているほど新しいことを試みる。

真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。
それはまず、人事にかかわる決定において象徴的に表れる。
真摯さは、とってつけるわけにはいかない。
すでに身に着けていなければならない。ごまかしがきかない。
ともに働くもの、特に部下に対しては真摯であるかどうかは2、3週刊でわかる。
無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。
消して許さない。彼らはそのようなものをマネジャーに選ぶことを許さない。